隔離政策解除の効果
フゥフゥが帰って来て以来、我が家は「隔離政策」を執っていましたが、それもすごーく不便で、人間も猫ちゃんたちもストレスになってきました。人間は居間を出入りするたびに俊敏にドアの開け閉めをし、猫ちゃんたちはアクリル扉越しにお互いが見えているので、何となく落ち着かない・・・。一匹を抱っこして、もう一匹に近づけるのですが、お互いに、というかヨーダがすぐに興奮してしまい、怒りだすのです。
7月6日(水)、お母さんは決心しました。もういい!!喧嘩でもなんでもしなさい!隔離政策を解除宣言。思ったとおり、フゥとヨーダのにらみ合い、唸りあいが始まりました。あぁー、またしてもヨーは恐怖のあまり粗相を!しばらくにらみ合った後はフゥのほうが、目をそらし、そーっと後退し始めました。「フゥ!あんたはえらい!!」ヨーは相変わらず、うーうー唸っていましたが、もう仕事に行かないといけないので、心配しつつも思い切って二人をそのままにして外出しました。
家の中はいったいどうなっているだろう。ヨーが至るところで粗相をしていないかなぁ。恐る恐る玄関のドアを開けます。しーん。あれっ?二人ともどこにいるんだろうと思っているとヨーがトコトコ2階から下りてきました。「あら、ヨー、もう大丈夫になったん?よかったぁ」と思った瞬間、キャットタワーから飛び降りてきたフゥにびっくり仰天して、また二人は大騒ぎ。「ぎゃあ、ぎゃぁ、ぎゃぁー!!」やっぱり、まだだよね・・・。一旦二人の喧嘩が始まるとしばらくは大騒ぎなのですが、観察していると、一つ気づいたことがありました。基本騒いでいるのはヨーだけ。フゥフゥはヨーダにちょっかいを出すけれど、しばらくすると興味をなくし、そーっと引き下がるか、もしくはパッとよそに行ってゴロン。フゥは喧嘩したいんじゃないんだ!遊びたいだけなんだよね。それからというもの、フゥが大人に見え、夫も私もフゥを見直しました。「フゥ、あんたは外に行って大人になったね。フゥは偉い!ヨー!いいかげんにしなさい!あんたが悪い!!そんなに怖がらなくてもいいと!」夫が真剣に猫ちゃんたちの仲裁をしているのが、可笑しい!
なんとこれが隔離政策を解除してから3日後のフゥフゥとヨーダの姿です。とうとう一緒の空間に居ても、ヨーもフゥも平気になってきました。ヨーはまだおっかなびっくりで、時々知らないうちにフゥが近くに寄ってきてて、びっくりすることもありますが、唸る声が弱くなってきました。ご飯も一緒の場所で同時に食べられるようになりました。
やっぱり多少荒治療が必要だったのでしょうね。今回の出来事でフゥフゥとヨーダの意外な一面も発見できました。それにしても大変な2週間でしたが、この子たちにある種の「化学反応」が生じたのでしょうか?一体何がきっかけでヨーダはまた安心を取り戻したのでしょうか?我が家に漸く平和が戻りつつあります。