リコーダーの楽園II
10月3日(土)、小池耕平さんと高橋明日香さんのリコーダー・デュオのライブを開催しました。
コロナ禍の中、短い時間での「リコーダーの楽園II」のプログラム構成をしていただきました。
リコーダーという楽器は不思議です。私たちが子どもの頃は小中学校の音楽の時間で必須で「学習する」楽器で、みんな「マイ・リコーダー」を持っていたものです。なので、とても親しみのある楽器であるにもかかわらず、大人になると、実はそんなに馴染みのある楽器ではなくなります。むしろちょっと敷居の高い楽器とも言えます。
小池耕平さんはこれまでRHで無伴奏の独奏をはじめ、ギター、リュート、ヴァイオリンとの共演でリコーダーの魅力を紹介してくださっています。先日のライブでは同じリコーダーとの共演で、ルネサンス時代(イギリス)・バロック時代(フランス・ドイツ・イギリス)現代(ドイツ)の作品を演奏してくださいました。
コロナ禍で人はいろいろ考えさせられました。私たちのごく普通の活動とともに、音楽をはじめとする芸術や演芸、またスポーツ。聴衆、観客がいることが当りまえの活動が自粛を求められました。そしてこの状況を強いられることによって、改めて私たちの生活には感性を刺激する「生」の刺激が必要なんだということを再認識したように思います。
「リコーダーの楽園」はまさに日常の生活では動くことのない部分の「感性」を刺激してくれ、別世界にいざなってくれました。これからもホールでの演奏とはまた一味違った「カフェライブ」で多くの人にこの世界に浸っていただけるとRHも嬉しく思います。
小池さん、高橋さん、有難うございました。