「金井美稚子Roudoku2017-summer & タナカ エリカ」
8月19日(土)に朗読とタップダンスのコラボレーションイベントを開催しました。
川端康成の「夏の靴」は不思議なお話で、一度読んだだけでは疑問符がたくさん残る作品ではないかと思います。少女の素性や行く末などいろいろと想像され、余韻を残す物語でした。
続く「蛙のゴム靴」は宮沢賢治の独特の言葉づかいや言い回しを朗読として聞く楽しさがありました。
「あるタップダンサーの物語」ではちょっと実験的な趣向を。金井さんの言葉とエリカさんのタップのステップが呼応して、まるで会話をしているかのよう!エリカさんの刻むステップが言葉に聞こえたんですよ!言葉には確かにリズムがあるんだなと、気づきました。
後半は観客を巻き込んでのエリカさんのタップダンスに会場は沸きました。私もタップシューズを履かせていただきましたが、歩くだけでコツコツと音がするんですよね。まったくできないけど、自然とウキウキ、リズムを刻みたくなる気分になりました!
物語って自分で本を読むのと朗読で聴くのとでは、時に違う話に聞こえたり、気づかないことに気づかされたり、想像がもっと膨らんだり・・・。タップダンスとのコラボはもっともっと進化していきそうな気がしています。おふたりの次回のステージも楽しみにしています。
ご来場いただきました皆さま、有難うございました。
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